2023-02-09 ​譲ってはいけないもの

​ ここ最近、
ダート路線の大改革を受けて、
様々な変化の予兆が見られることは
ここでも扱ってきた。

いよいよそれも極まれり…
ということなのかもしれないが、
ホープフルSを勝ち、
2歳王者になった
ドゥラエレーデの次走が、
クラシックを目指すのではなく、
UAEダービーを目指す…
という事が発表された。

確かに振り返ってみれば、
ドゥラエレーデは
ダートで勝ち上がったし、
母父オルフェーヴルからも
推察できるように
血統的にはダート適性もありそうに思う。

とはいえ、
2歳王者がクラシックではなく、
ダートの、しかも
中東のレースを目指すというのは、
異端と言えば異端な気がするし、
時代の流れと言えば、
時代の流れのようにも思える。

たしかにホープフルS直後から、
ドゥラエレーデについては
芳しい評価が無かったのは事実で、
時計的にも平凡な印象は否めなかった。

2着に入ったトップナイフが
テイエムオペラオーの近親だった事や
「ムルザバエフさんすげー」
の声は多く聞こえたが、
ドゥラエレーデの強さに言及する声は
あまり聞こえなかった。

「どうやってドゥラエレーデを買うのか…」
みたいな話は、いくらでも聞いたが
「強いんじゃないか」という声は皆無に近い印象。

だから…なのかどうかわからないが、
多くのファンは
クラシックでの本命馬の存在を
裏路線組に求めているし、
今の3歳を「混戦」と評する人も多い。

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