2025-05-22 ​ウオッカのダービー

​ 牝馬としては史上3頭目。

64年ぶりに日本ダービーを勝った名牝ウオッカ。

競馬ファンとしては
「歴史的な快挙を見れて嬉しい」
という思いを
抱く人もいるかも知れないが、
江戸川さん自身、
めちゃくちゃ不満だった事を覚えている。

07年のダービーは
江戸川さんが大学を卒業して、
社会人になって2ヶ月が経とうとしている頃に行われた。

今でも持論として
江戸川さんは主張するし、
ダービーに牝馬が出てくれば、
その都度言及していると思うけれど
とにかく
「牝馬にダービーを勝たれてはダメだ」
と思っている。

ダービーは
そもそも「種牡馬選定競走」

世間的には
1年の締めくくりと言えば、
年末の有馬記念が
定着しているけれども、
競馬関係者はそうではない。

「ダービーに始まりダービーで終わる」
と言われているように、
競馬関係者はダービーを軸に1年を生きている。

種牡馬は農業で言えば
「種」にあたり、
「強い種」を得ることが出来れば、
一気に業界をリードできる存在になることが出来る。

サンデーサイレンスの登場で
社台グループが一気に大きくなり、
社台グループ内部で
業界の覇権を争うような状況に今なっている。

亡くなられたが
マイネル軍団の岡田繁幸総帥も、
「強い種」を求めて
アイルハヴアナザーや
ロージズインメイを
自身の牧場に導入していた。

ダービーというのは
とにかく馬産界の将来を占う
重要なレースなので、
「牝馬にダービーを勝たれてはダメだ」
と言うのは、
そういう馬産界の事情を汲んでの発言である。

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