2025-09-11 ​ディープインパクトの衝撃から20年

​ 先日、20代後半の
最近馬券を買うようになった人と
話す機会があったが、
「ディープインパクトって強かったんですか？」
と、言われた時は少なからず衝撃を受けた。

もちろんディープインパクトが
無敗の三冠を達成したのは、
ちょうど20年前で
彼が小学校低学年の時の話だから、
そういう話が出るのも仕方ないかもしれない。

サンデーサイレンス産駒登場から
およそ10年で、
世に出てきた
「日本近代競馬の結晶」は、
自身の競走成績だけでなく、
馬産にも大きな影響を与えたのは間違いない。

江戸川さんもプライベートで、
「好きな馬は？」と聞かれた際には
「ベタだけどディープインパクト」
と答えるようにしている。

しかし
「ディープインパクトって強かったんですか？」
と、なんの悪気もなく
聞いてくる世代の登場は、
時の流れの早さを改めて痛感せざるを得なかった。

ディープインパクトがこの世を去ってから6年。

後継種牡馬からも
母の父としてもG1ホースを出し、
確固たる地位を築いているが、
競馬歴が浅いと
そこまで辿り着かないのは無理もない。

しかし20年は一つの区切り。

大手の競馬サイトでも
「ディープインパクトの最も印象の残ったレース」
と特集を組んだり、
オールドファンに需要があることも確か。

若い競馬ファンには
ウマ娘に出てくる馬や、
ソダシやイクイノックスの方が
ウケが良いのかもしれないが…。

ただ、
ディープインパクトの活躍が無ければ
全兄のブラックタイドは種牡馬にはなれなかっただろう。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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