「名馬牧場物語」という本を
先日古本屋で見つけ購入しました。
まだ途中までしか読んでいませんが、
古くからの競馬ファンなら
楽しんで読める事間違いなしでしょう。
この本が発売されたのは1998年6月。
当時江戸川さんは中学生。もう20年近く前の話です。
この本は生産牧場の経営者にスポットを当てた話で、
社台グループの話はもちろん、
今は廃業してしまった早田牧場なんかの話も出てきます。
この本が執筆されていた頃は、
サンデーサイレンス旋風が吹き荒れていた時期と重なり、
まだディープインパクトもキングカメハメハも生まれてくる前で
社台1強状態が確立されていく過程での日高の生産者の葛藤や、
当時導入された「神の馬」ラムタラへの期待など、
牧場関係者のリアルな声を垣間見ることが出来ます。
もちろん今や世界でも有数の生産者集団となった
社台・ノーザン・追分ファームの
吉田三兄弟の話も出てくるので、
最近競馬を好きになった方にもオススメできます。
ただ、ディープインパクトはおろか、
ブエナビスタの父:スペシャルウィークや
モーリスの祖父・グラスワンダーが
現役バリバリの若駒だった頃の話が中心なので、
全般的に出て来る馬名も古め。
サンデーサイレンスの初年度産駒登場時期と
江戸川さんの競馬キャリアが重なるので、
トウカイテイオーもBNWもオグリキャップも直接は知りませんが、
やはり名馬に直接触れてきた人々の話は
世代を超えても、心の琴線に触れます。
そういう意味でも最近競馬を好きになった方でも
楽しんで読めると思います。
もちろん、名馬だけの話ではなく、
それぞれの牧場の成り立ちやご家族の話など、
読んでいて飽きる1冊ではありません。
どの話もドキュメンタリーのように感じるのは当然ですが、
ヒューマンドラマとしても楽しむ事ができるのは
この本のいいところでしょう。
「名馬牧場物語」が発売された当初、
中学生だった江戸川さんが見ていた競馬と
「オッサン」と呼ばれるのが似合う年頃になって見る今の競馬は
世界が身近になった分、変わってきているように思いますが、
1頭1頭にかけるホースマンの思いは変わりません。
「馬を作る」「馬を売る」「馬を走らせる」という事の
小さな努力の積み重ねが今の日本競馬を支えているという事実を
「名馬牧場物語」という本で改めて認識させられました。
もし機会がありましたら、
手にとってみてはいかがでしょうか?
 
					 
						



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