2024-02-15 ​琵琶湖が生んだパワフルガール

​ アイドルグループ櫻坂46の
You Tube公式チャンネルで
以下のような動画が公開された。

【競馬】
おじいちゃんが調教師！
琵琶湖が生んだパワフルガールが万馬券に挑戦

https://www.youtube.com/watch?v=0EKwgaKJuEI

以前も当欄で取り上げた記憶があるが
櫻坂46の武元唯衣さんが京都競馬場を訪れた内容だ。

バラエティ番組にも
よく出ているらしいので、
テレビで見たことがある方も
多いかと思うが、
彼女の祖父は中央競馬の元調教師。

福永祐一調教師を
「祐一くん」と呼び、
祖父の管理馬が
ドバイのレースに出た際には
家族で同行し、
結果的に15歳の誕生日を
ドバイで迎えることになったという
ものすごいエピソードを持っている。

一応動画も見たけど、
地上波の競馬番組で見かけるような
「櫻坂46だから桃色の8枠を選びました(ニッコリ)」
みたいなシーンが無く、
何の説明もなく当たり前のように
競馬ブックを持っているし、
ブックを読みながらレース解説もしている。

新聞の折りたたみ方なんかも慣れている(笑)

一応、競馬の予想をするのは
初めてとの事だが、
その割には投票所の立ち回りが
自然すぎて笑ってしまった。

動画自体はグリーンチャンネルの
「競馬場の達人」みたいなノリなので
競馬ファンなら見ていられると思う。

ちなみにこの動画の中で、彼女はこう語っている。

「無事にみんな走ってくれの気持ちが大きくなる」と。

現役のアイドルだし、
調教師のお孫さんということも
強いだろうけど、
江戸川さんとしては
改めて二十歳前後の世代との
「感覚の違い」を感じてしまった。

これまで当欄でも触れているが、
障害競走で「全馬無事に完走しました」
には違和感を持たないが、
平地競走で「全馬無事に…」というのは違和感しか無い。

もちろん彼女の場合は
身近に馬がいたし、
多くの馬が
無事に天寿を全うできない世界が
幼少期の頃から
身近にあった事もあるだろうけど、
実は若い競馬ファンほど
こういう感覚を持っていたりする。

グリーンチャンネルでも当たり前に
「全馬無事に…」
が触れられるようになったし…。

こういうのを
ジェネレーションギャップ
というのだろうけど、
時代に抗えない面は
競馬に限らず出てくるんだと思う。

今、巷で話題を呼んでいる
「不適切にもほどがある」
というドラマをご存知だろうか。

主人公の男性が
1986年の昭和から
2024年の令和の現代に
タイムスリップを繰り返す話で、
コンプライアンスに
がんじがらめになった現代を
痛烈に批判しているコメディだ。

1986年というと江戸川さんは生まれて間もない頃…。

そういう意味では昭和の香りが
色濃く残る頃の平成初期も知っている世代だ。

価値観や雰囲気の変化は今、
普通に生活していても感じるし、
インターネットの影響力増加によって
逆に「息苦しくなった」と感じる時もある。

それだけに
このコンプライアンス重視の価値観は
競馬界にも徐々にやってくると思う。

もちろん競馬関係者は今も、
十分に世間の目を意識しながら
日々を過ごしているが、
何か事が起こったときに、
必要以上にバッシングを受ける事案が
出てくるかもしれない。

今も「文春砲」で
芸能界が揺れているが、
個人的には「全馬無事に」を願いつつ
毎週何事もなく
競馬をやり続けられたら…と思っている。

ちなみに冒頭で取り上げた動画は
好評なようなら第二弾もあるらしい。

20分ほどの動画なので、
気になった方は見てみるといいかもしれない。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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