2024-03-14 ​3場開催はやっぱり良い。

​ いつもは春の中山開催の開幕週に
新人騎手がデビューしていたけど、
今年はやや変則的な事になってて、
先日から「あんちゃん」達が乗り始めている。

もう女性ジョッキーも
当たり前のようにデビューするし、
ちょっと前まで
キング騎手が大活躍してたから、
もう「女性」というだけで
取り上げられる機会も
極端に減ったけど、
それはそれで良いことだと思う。

今年の新人騎手のデビュー週は
3場開催ということもあって、
なんと9鞍も集めた新人騎手も居た。

例年の2場開催では1鞍2鞍がやっと…
というケースもあって、
「やっぱり3場無いとつまらないな」
と改めて思った次第だ。

もちろん「3場開催は忙しない」
という意見の方もいるだろうけど、
ローカル開催は
3勝クラスがメインレースになるなど
一定数の配慮もされているので、
個人的には通年で3場開催をやって欲しいと思ってる。

ダービーや有馬記念を
やってるその裏で、
「1勝クラスのレースをやってても
いいじゃないか」的なノリだ。

もちろん競馬法の絡みや馬場の管理、
各競馬場への人員配置の問題もあるし
今後は地方競馬との
兼ね合いも出てくるだろうけど、
函館・札幌も
一時期と比べたら随分減ったし、
小倉や福島ももう少し開催が増えても良い。

とにかく通年3場開催を見てみたい。

しかしながら
地方競馬場も含めると毎週毎日、
日本のどこかで
競馬をやっている現実もあったりする。

売上も「バブル」に近い状態。

とにかく交流重賞ともなれば、
必ず「過去最高売上」を更新するし、
高知競馬自体も昨年976億円を売上げ
こちらも過去最高をマークした。

インターネットの馬券販売が好調、
オリジナルの
競馬情報番組の配信などが
好調の要因と認識しているようだが、
地方競馬自体はまだまだ伸びる可能性がある。

「地方競馬はわからない」
「有名な馬がいない」
と言う理由で、
地方競馬に手を出していないユーザーが多くいるからだ。

毎週馬券を買うような人でも
「地方は交流重賞でも買わない」
という人が、江戸川さんのまわりにもいる。

確かに地方競馬は賞金の水準も
主催者によって変わるし、
クラス分けもわかりづらい。

このあたりのルールや基準づくりも、
販路の新規開拓にあたって
重要になってくるだろうし、
何よりもまず中央競馬で
馬や人の名前を売って、
地方競馬や交流重賞に流れていく
ルートづくりが重要なのでは？

そういう意味でも
やはり3場開催にして、
ダート競走の拡充は必要になってくると思う。

基本的に「ダートは地方で」
というJRAの方針は
見え隠れしているけれど、
中央競馬が盛り上がってこそ、
地方競馬にもその恩恵があるというモノ。

もちろん
生え抜きの地方競馬のスターが
出てくるのは歓迎できるものの、
競馬界の進歩や育成レベルを考えても
もうハイセイコーや
オグリキャップは
出てこない可能性が高いのだから、
中央でスターを作って、
地方にも出向く方が効率的だ。

ダートの大改革が
始まったばかりなので、
これから実際やってみてわかることもあると思う。

ともかく事の推移を見守っていきたい。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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