今週のメインレースを江戸川乱舞が大分析! レース考察

2012-11-20 AKB48的なJCを考える−ジャパンカップ−

JRAが競馬ファン新規開拓に向け力を入れている
「SMART!JRA」を御存じでしょうか?

人気のAKB48とコラボしたり、劇場公開中のエヴァンゲリオンとのコラボや、
人気アーティストを競馬場に呼んでのライブなど、積極的な取り組みが見られます。

その「SMART!JRA」 の中で、
人気アニメ・エヴァンゲリオンのキャラクタ―と、武豊騎手がアニメ化されたCM。
「エヴァインパクト」も話題を呼びました。
その武豊騎手が先週、2年ぶりにG1を制覇。

しかもコラボレーションしている「エヴァンゲリオン」の映画公開の翌日に。
驚いたのは、2着に来たのは映画のイメージカラーともなっている「青」に関連する
「青」い帽子のグランプリボスに、3着はドナウ「ブルー」。

サイン馬券ファンにはたまらない結末となりましたが、
果たして、今週のジャパンカップはどうなるのでしょうか?

ちなみに、今週からの「SMART!JRA」はAKB48による
JRAのCM単独出演をかけた競馬G1レース予想バトル
「AKBのガチ馬」が開催されます。

これも何かしらのサインになるのでしょうか・・・。
エヴァ風に言えば、「すべてはJRAのシナリオ通りに。」
といったところでしょうか。

まず注目は日本が世界に誇る、日本競馬不動のセンター・オルフェーヴル

凱旋門賞2着は記憶に新しいところですが、あれから約2ヶ月。
日本に帰国して池添騎手とのコンビが復活する点も注目ですが、
欧州で2戦した反動は気になる所。

6年前のディープインパクトは勝利を収めていますが、
ディープは欧州で凱旋門賞の1戦しかしていませんでしたし、
他の出走馬のレベルも、今年の出走馬の方がレベルが高そうなので、
オルフェーヴルが、そうすんなり勝てるのかどうかが怪しい所です。

AKB48の不動のセンターの前田敦子さんも卒業したことですし・・・
ここは2番手の大島優子さん的なポジションのルーラーシップにも
特別な注目をする必要がありそうです。

前走は+18キロと余裕残しなのは明らかで、今回は上積みも十分に期待できそう。
ゲートさえ無難にこなせれば、

オルフェーヴルとそう大差はないのではないかと見ています。
事実、有馬記念では不向きなコースをオルフェーヴルに詰め寄って4着。
宝塚記念も外を回っての2着ですから、真っ向勝負なら・・・という気もします。

そして新世代のエース候補といえば、
牝馬三冠を圧倒的な力で制したジェンティルドンナにも注目が集まっています。

オルフェーヴルとの「三冠馬対決」は
ミスターシービーとシンボリルドルフ以来、27年ぶり。
近年はウオッカやブエナビスタなどの牝馬の活躍も目立つジャパンカップ。

しかし牝馬三冠とは言っても、
ウオッカやブエナビスタがジャパンカップを制したのは
それぞれ5歳と「大人のオンナ」になってから。

3歳牝馬と言えば女子大生くらいの年齢なので、
ジェンティルドンナが馬券も買えないAKBの未成年次世代エースだと考えれば、
まだ幼すぎるようにも思います。

同じ秋元康プロデュースで考えると、
「元おニャン子」タレントくらいのガツガツ(?)さが
ジェンティルドンナには必要かもしれません。

ヴィルシーナがエリザベス女王杯で(不運が重なったとはいえ)
レインボーダリアに負けた事もやはり割引材料でしょう。
やはりあの秋華賞の反動は大きいと思います。

AKBといえば、
ファンからの投票で人気順が決まる「総選挙」が有名ですが、
もう一つ、人気順とは関係なく順位の決まる「じゃんけん大会」も有名です。

じゃんけんで勝ちぬいた上位の女の子がシングル曲を歌えて、
更に最後まで勝ちぬいた女の子が人気とか関係なくセンターを張れるいわば
「下剋上」的なイベント。

全く人気のない無名の女の子が、
トップアイドルグループのセンターを張れるイベントですから当然、
「想定外」のアイドルも出てくるでしょう。

今回のジャパンカップも、そういった「想定外」の馬が出てこないとも限りません。
まずその第一候補は・・・

___SILVER___

こちらも新世代エースで、
一気に頂点に上り詰めそうな勢いのあるフェノーメノも強力です。

レースぶりも幅が出てきましたし、
前走はエンジンがかかるまでにやや時間がかかりましたが、
今回は距離も伸びて、勝利実績もある東京2400m。
ディープブリランテを追い詰めたダービーから半年。
今の段階なら古馬とも十分に勝負できます。

それに中山で行われる有馬記念よりは、
広い府中のジャパンカップの方が競馬はしやすい筈です。
4番人気程度に収まるならオイシイ存在になりそうです。

それにダークシャドウも恐い存在。
距離が不安視されていますが、
馬自身もクセのある京都外回り2200mで2着に来ていますから、
スローペースが確実視される今回は出番があるとみていいでしょう。

スクリーンヒーローの再来になるかもしれません。

それに、非サンデー馬からはエイシンフラッシュよりも、
ジャガーメイルを推奨したいと思います。

もちろん、エイシンフラッシュにも出番はあると思いますが、
昨年3着など、能力の衰えを感じない部分は魅力ですし、
ノーマークで乗れる分、府中初参戦となる英国の若武者・ビュイック騎手も
思う存分力を出し切れるはずです。

それにジャガーメイルは出走馬の中で最年長ですが、
AKB48の最年長・篠田麻里子さんも、いまだ存在感があります。
ジャガーメイルも出番があっていいはずです。

今回、多数の外国馬が出ていますが、
オルフェーヴルの仇敵・ソレミアは今まできた凱旋門賞馬の中で
最も注意が必要です。

昨年も、デインドリームがやってきていますが、
府中に不慣れな騎手で、仕掛けが少し遅れたように思えます。
順当ならば、ブエナビスタも危なかったかもしれません。

しかしソレミアには日本大好きで、
JCでもジャングルポケットなどで実績のあるペリエ騎手が乗ります。

関東では「アリガトウゴザイマス」関西では「ドウモ、オオキニ」を
使い分ける日本通で、ガリガリ君の歌まで歌えるお茶目な勝負師が久々の来日。

凱旋門賞の直前はあらゆる媒体で、
「オルフェーヴルに乗りたい」とアピールしていたペリエ騎手。
実際、凱旋門賞もずっとオルフェーヴルを見ながらの競馬をすすめて、
ロンシャン巧者であるソレミアを駆って1着。
日本競馬を知り尽くしているだけに、注意が必要です。

同じ凱旋門賞馬でデインドリームとある程度近い能力を有していないと、
さすがにあのオルフェーヴルを差すことは出来なかったでしょう。
抑えておいて損はない1頭です。

スミヨン・ペリエの両フランストップジョッキーの「推しメン」である
オルフェーヴルがどのくらいの完成度なのかにも寄りますが、
あまり人気の無い馬にこそ、「次世代のスター」がいるような気がします。

私の「推しメン」はきっとその中にいると信じています。


このコラムを書いた予想家

江戸川乱舞
走らない馬から決めていく独自の的中方法“逆走競馬予想”であたり馬を引き当てる、競馬スピリッツ専属の予想家「江戸川乱舞」。
過去の傾向なども加味した総合的な見解と、いち競馬ファンとしての純粋な視点も忘れないロマン派予想家。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など

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10月27日(日) 東京11R
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