今週のメインレースを江戸川乱舞が大分析! レース考察

2016-02-23 二冠馬を疑いたくなるレース-中山記念-

中山記念の出馬表を眺めている。

イスラボニータフルーキー
ラストインパクトロゴタイプと想定通りの馬名が並んでいる。

そんな中で見つけたのが、
ドゥラメンテ57キロ」だ。

「ドゥラメンテ?なんか聞いたことある名前だな…」

もはや昨年の二冠馬の存在を
完全に忘れてしまっている江戸川さん。

一呼吸置いて、

「あー!ドゥラメンテ、あー!」

もうナンノコッチャかわからんが、
とにかく江戸川さんの中で何かが繋がったようだ。

「思い出した!
ドゥラメンテの復帰戦は全力で疑うことに決めてたんだ!」


こんな大それた事を思い出してしまって、
内心冷や汗をかいたのも事実だが、
個人的には全力でドゥラメンテを疑っている。

もちろん昨年の皐月賞・ダービーの走りを見れば、
ここでも堂々の主役候補なのは疑いようがないが、

ダービーを制した後に両前トウ骨遠位端骨折。
実に9ヶ月ぶりのレースとなる。

先月から美浦の坂路で追っていたりと、
それなりに乗り込まれている感はあるが、
全幅の信頼をおいて本当に大丈夫だろうか?

去年の京都記念。
あのキズナだって久々にレースに出てきて3着。

勝ったのはラブリーデイだった事を差し引いても、
観戦している側としては消化不良のレースだったし、
期待を裏切られたファンも多いのではないか。

ドゥラメンテだってキズナと同じ道を辿っても
何ら不思議ではない。

もちろんダイナカールから連綿と受け継がれた
日本競馬の結晶のような存在だけに
天下のノーザンファームが全力で
バックアップしているのだろうけれど、
こればっかりはレースをやってみなければわからない。

最後の直線でトップスピードに乗りかけた途端、
馬自身に骨折の恐怖が襲ってきて
パタッと競馬を止めてしまう可能性だってゼロではない。

それに昨年の皐月賞でも物議を醸しだしたが、
この馬は小回りコースが本当に合うのだろうか。

皐月賞の段階でかなりフラフラしながら走っていたし、
4コーナーでの斜行も歴史に残るレベルのものだった。

ダービーでも気性面の幼さを見せていた。

それでもあれだけの勝ち方をするのだから、
当然評価が高いわけだけど、

今回は怪我からの復帰、
同世代よりも2キロ重い斤量という事実を平行して考えると、
どうしても全幅の信頼を置けない。
いや信頼するにはデータが少なすぎるといった印象だ。

それならばドゥラメンテと同じ世代で、
天皇賞・秋5着の実績もあるアンビシャスの方を狙いたい。

ドゥラメンテよりも2キロ斤量が軽い上に、
古馬相手のレースでも実績を残しているように、
ある程度、信頼して見ていられる。

ドゥラメンテの単勝が3倍つくかどうかなら、
「アンビシャス-イスラボニータ」
または「アンビシャス-リアルスティール」のワイドで
4倍つく方がお得な気がしなくもない。

どっちにしても、
ドゥラメンテを狙うくらいなら
同じ4歳のアンビシャスからの馬券を買いたい。


ラジオNIKKEI賞でも圧勝したように
小回りコースへの適性は十分。

天皇賞・秋ではラブリーデイから0.2秒差。
イスラボニータとはタイム差なし。

十分勝負になる。

このコラムを書いた予想家

江戸川乱舞
走らない馬から決めていく独自の的中方法“逆走競馬予想”であたり馬を引き当てる、競馬スピリッツ専属の予想家「江戸川乱舞」。
過去の傾向なども加味した総合的な見解と、いち競馬ファンとしての純粋な視点も忘れないロマン派予想家。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など

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