今週のメインレースを江戸川乱舞が大分析! レース考察

2016-07-19 ​適性に絞って一発を狙うレース-中京記念-

12年三連単23万8040円
13年三連単36万6580円
14年三連単42万8240円
15年三連単25万6590円


中京競馬場が改修されてからの中京記念は
サラリーマンの給与明細かと思うような数字が並んでいる。

もちろん改修前の数字を入れると、
三連単255万の配当なんかも目につく。

どうやら中京記念は毎年おかしなことをやっているようだ。
大勝負すると痛い目にあいそう(笑)


じゃあ、別会場の重賞に手を出そうと思って、
番組表を見てみても今週は函館2歳Sしかやってない。

2歳戦か…。

ちょっと躊躇しながら
出走馬の血統表を見てみると・・・

アドマイヤマックス、ロードアルティマ、ノボジャック、
サウスヴィグラス、パイロ・・・
ここは地方競馬かと思うような血統の馬ばかり。

もう、よくわからん。難しすぎる(笑)

1年間のレーシングスケジュールの中でも、
最も難易度の高い週末じゃないだろうか。


今回の中京記念はダッシングブレイズが人気を集めそうだが、
さすがに冒頭の配当を見てしまうと、
人気を集めそうな
ダッシングブレイズから馬券を狙うのは少々腰が引ける。

中京コースとの相性も<0.2.0.0>と悪くないし、
乗り役は先日までヨーロッパで
休暇(?)を楽しんでいたルメールさん。


確かに人気になりそうだし、
信頼も置けそうな状況は整っている。

しかし・・・先週の函館記念もそうだったけど、
人気になっていたレッドレイヴンやバイガエシは
無残にも散っていった。

やっぱり夏競馬で安易に人気馬を信頼するのは
危険
ということだろう。


しっかり人気馬を疑っていたおかげで、
先週は函館記念でプラス収支を計上することが出来た。

この前例に倣って、
今週もツクバアズマオー同様の穴馬を見つけたいもの。

そう思っていた今週は前走の豊明Sを快勝し、
勢いに乗るタガノエスプレッソを推奨しようと考えていた。


タガノエスプレッソはクラシック戦線では
目立つ事ができなかったが、降級初戦の前走を快勝。

もしかしたら
抜群の中京適性があるんじゃないか
と思っていた。


が、よくよく出馬表を見ていたら、
中京競馬場で<2.2.0.2>という
タガノエスプレッソ以上の成績を残している馬がいる。


それはカレンケカリーナという馬だ。

<2.2.0.2>という成績のうち、
掲示板を外したのは1度だけ。


昨年秋にオープンに昇格してからは、
決して目立った活躍は出来ていないが、
今回はハンデ戦で53キロ。

中京競馬場も含めた左回り全体の成績は<4.4.1.4>
完全に「レフティー」と呼んで間違いないモノ。

牡馬とも勝負できる土台はあるように思う。


距離に不安のあるトウショウドラフタや
左回りでの実績がないケントオーを軸にするくらいなら、
「適性」に注視して
馬券を買ってみてもいいのではないか。

そもそも今週の中京記念は、
「大振り」しなければ的中を望めないような
高額配当が生まれる可能性が高い。



そもそもがローカル開催、
そもそもがハンデ戦、
そもそもが夏競馬。

今年はまだ言ってないけど、
「夏は牝馬」という格言がある。

一発を狙うには
あらゆる競馬の要素の中の一部にフォーカスして、
「山を張る」という選択肢もあっていいのではないか。

今週は「適性」に絞って、
カレンケカリーナに注目してみたいと思う。


このコラムを書いた予想家

江戸川乱舞
走らない馬から決めていく独自の的中方法“逆走競馬予想”であたり馬を引き当てる、競馬スピリッツ専属の予想家「江戸川乱舞」。
過去の傾向なども加味した総合的な見解と、いち競馬ファンとしての純粋な視点も忘れないロマン派予想家。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など

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平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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10月6日(日) 東京11R
【大五郎】獲得金:26,200円

合計:26,200円