来週からは8月になる。
時間の流れは本当に早い。
今週はアイビスサマーダッシュか。
夏競馬の風物詩とも言える名物レースだけど、
このレースほど枠順が出るまで語るべきことは
少ない重賞競走は珍しい。
とにかく新潟直線競馬の鉄則である
外(7、8)枠さえ狙っていれば、
どうにかなるレースでもあるからだ 。
ということは、
金曜日の朝まで何も見通しが立たない(笑)
こうなったら最近入手した乃木坂46のライブDVDでも見て、
時間でも潰そうか・・・と思っていたら、
競馬スピリッツの対象レースだった事に気づく。
完全に同日行われる予定のクイーンSで
チェッキーノを負かす馬を探すことに一生懸命になっていた。
危ない危ない(笑)
こっちはこっちで勝負することになるだろうけど、
話を今週のアイビスサマーダッシュに戻したい。
コースの性質上、
どうしても外枠有利になるのは仕方ないとしても、
単純な実力の比較で言えば、
ベルカントとネロの一騎打ち状態だ。
ベルカントは昨年の王者。
後続に2馬身差で勝利した昨年の内容は圧倒的だった。
今年のメンバーレベルや持ち時計を考えても、
スタートで下手を打たなければ、
そのままビューンと行きそうな勢いもある。
期待値は当然高い。
ただ今回は、
昨年このレースに出られなかったネロがいる。
このネロのオーナーは、
江戸川さんのコラムに最近よく登場する西山茂行オーナー。
ニシノ・セイウンの冠名が無いのでピンとこないが、
ネロはあの名牝・ニシノフラワーの甥。
前走の韋駄天Sはプリンセスムーンに屈したが、
同レースはハンデ戦で勝ち馬と4.5キロの斤量差があった。
(あ、プリンセスムーンは牝馬だから2.5キロか…)
今回は別定戦なのである意味、条件は五分。
ネロは理論上、十分プリンセスムーンに逆転できる。
持ちタイムではベルカントには若干劣るが、
枠順や展開一つで逆転できる範囲だろう。
こればかりは金曜の朝にならなければ何も言えないが…。
ちなみに枠順の話をすると、
基本的なデータ上は外(7、8)枠が有利だけど、
アイビスサマーダッシュに関しては、
2枠が異常なまでに馬券に絡んでいるのも注目すべき点。
2年前のセイコーライコウ、
3年前のフォーエバーマーク、
4年前と5年前のエーシンヴァーゴウ
6年前のマルブツイースター
これら全て3着以内に入っている。
3連系の馬券を買う人は是非とも覚えておきたいデータで、
ベルカントやネロが2、7、8枠あたりに入ると、
非常にレースがわかりやすくて都合がいいことになりそうだ。
若干、枠の話に偏ってしまったが、
週の始めの見解といえばこんなところ。
基本的にはベルカントVSネロの構図だとは思うが、
当然穴馬の存在にも気を配りたい。
このコースで実績のある馬と、
初挑戦になる馬の2頭をここでは上げておきたい。
それはハッシュとマイネルエテルネル。
ハッシュは直線競馬の驀進特別で勝利し、
前走のテレビユー福島賞では、ジャストドゥイングの2着。
ジャストドゥイングはその後、
バーデンバーデンCでいきなり2着に絡んでみせた。
かなり中身の濃いレースをハッシュは経験しており、
枠順次第では大仕事をやってのけるかもしれない。
もう1頭のマイネルエテルネルも
スプリント戦線でそれなりの実績を積んできたが、
意外にも直線競馬は初。
新境地開拓できれば面白い事になりそうだ。