2025-11-25 状況次第で難易度が低くなるレース－ジャパンカップ－

「海外から複数の馬が来ます」

「○○を勝った馬や▲▲を勝った馬です」

「×月×日×時の便です」

ここまで報道発表されていて、
実際、ジャパンカップの為に
来日したのは
カランダガン1頭だけ…というのは
非常に驚いたが、
とにかくカランダガンの姿が見えるのは嬉しい。

アイルランド産のフランス調教馬で
サンクルー大賞を筆頭に
キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、
チャンピオンSを制覇。

今年のカルティエ賞
年度代表馬に選出されている
今の「欧州最強馬」であることは間違いない。

「日本VS世界」と言いつつも、
日本馬が圧倒し続けるようになり、
まともに外国馬が居ない年もあるジャパンカップ。

長年その存在意義を
問われてきているだけに、
JRAとしてはカランダガンに
勝って欲しいところかもしれないが、
主催者の思惑通りに事が運ぶような
楽なメンバー構成になっていないように思う。

昨年のダービー馬で
ドバイシーマクラシックを勝った
ダノンデサイルに、
秋の天皇賞を勝って勢いに乗る
マスカレードボール、
更にダービーで彼を負かした
クロワデュノールと、
日本勢としても層の厚い構成になっている。

欧州最強馬といえども
超高速馬場の東京競馬場に
どこまでマッチできるかは疑問が残る。

点数のことを考えたら、
思い切って無視するのもアリだろうし
穴馬的な存在は日本馬の中から探すほうが賢明だ。

そこで浮上してくるのは、
何と言ってもジャスティンパレス。

2年前に天皇賞・春を勝って以来、
勝ち星には恵まれていないが、
堅実な走りで2戦続けて
下位人気ながらG1で3着に入っている。
息長く活躍できるのは
ディープインパクト産駒の
特徴でもあるし、
最後のG1ホースになってもおかしくないと思う。

他にも昨年のジャパンカップで
2着だったシンエンペラーや
長丁場に強いサンライズアースも控えている。

酷な話だがカランダガンに入り込む余地はないと思う。