10月の凱旋門賞で日本中の期待を集めたオルフェーヴルとキズナが、
フランスの3歳牝馬トレヴに完敗したあの日。
こう思った人が多いのではないでしょうか?
3歳牝馬が圧倒的に強い凱旋門賞を勝つには
強い3歳牝馬をロンシャンに連れて行くしかない。
「そうだ!ハープスターに期待しよう!」
まだ2戦しかしていない2歳牝馬にここまで期待が集まる理由は
江戸川的には2つあると考えています。
それは新馬戦&新潟2歳Sの圧倒的な「パフォーマンス」と
ディープインパクト産駒そしてベガの孫という「血統的な背景」
おそらくこの2つ。
そんなスター性を兼ね備えた次代の女王候補は、来年の凱旋門賞の前に
今週の日曜日、多くのファンの期待を集め、必要以上に注目されるでしょう。
私自身も瞬発力勝負になったら、
ハープスターだと思っていますが、
まだ2歳牝馬ですし、久々のレースでしかもG1。
不安要素が無いわけではありません。
個人的に無抵抗のままハープスターを「◎」にする気はありません。
そもそもハープスターは所属するマツパク厩舎では
レーヴデトワール(レーヴディソールの妹)
サングレアル(ブエナビスタ・ジョワドヴィーヴルの妹)
に次ぐ、3番手以降の評価だったはず。
追ってズブいところが出るようなら、命取りになりかねませんし、
阪神は外回りとはいえ、新潟よりも直線は短い。
大外一気の戦法しか経験のないハープスターに
過剰な信頼を置くのは危険でしょう。
しかし、そのハープスターに新潟2歳Sで敗れた馬たちが
その後の2歳戦線で好成績を残したのも確か。
個人的には血統的にも人気になりそうなレーヴデトワールよりも、
3戦3勝で波に乗るホウライアキコよりも
もうすぐシーズンだし・・・と複勝が売れそうなクリスマスよりも
注目しているのが・・・
___SILVER___新潟2歳S5着で、アルテミスSを勝ったマーブルカテドラル。
(江戸川が勝手に思っている)
関東若手ナンバーワンの田辺大先生が跨る関東の期待馬。
アルテミスSで見せたキレ味、
これまで4戦して大崩れしていないレースセンスの良さ。
馬込みを経験していないハープスターよりも、
経験値の高さで優位に立てるのはマーブルカテドラルでしょう。
内枠に入ればハープスターにとって最も怖い存在になるはず。
基本はこの2頭で攻める予定ですが、問題は3番手評価。
ホウライアキコ、レーヴデトワールあたりを入れるのが、
正攻法でしょうが、
出来れば昨年のクロフネサプライズのような馬を見つけ出したいところ。
私の友人が去年の阪神JFで
江戸川「本命なんだったの?」
友人「クロフネサプライズ」
江戸川「まじかーーー!当たった?いくら買ったの?」
友人「馬券は外したよ。ローブティサージュなんか買えるわけないだろ!」
江戸川「え?」
友人「え?」
何で15番人気のクロフネサプライズを◎に出来て、
5番人気のローブティサージュを無視できたのか理由はわかりませんが、
1頭出てくれば面白いなぁと思ったのが、マイネグラティア。
どうもパッとしないダリア賞組ですが、巻き返しを楽しみにしています。
とにもかくにも、この秋、G1全敗の関東馬。
そろそろ連敗に歯止めを・・・と願っています。