1番人気モーリス
2番人気ルージュバック
3番人気エイシンヒカリ
4番人気アンビシャス
5番人気ステファノス
という感じだろうか?
まぁあとは枠順を見てみないと何とも言えない部分はあるけど、
人気を集めそうなのはこの5頭くらいかな?
特にモーリス、ルージュバック、エイシンヒカリは
枠順一つで大きく人気の順番が入れ替わりそうだけど、
この3頭それぞれに
長所と短所があるような気がするから非常に厄介なレースだ。
まずモーリス。
今週から短期免許が交付されたムーアさんが
手綱を取るのは非常に心強いけど、
やはりモーリスに2000mは本質的に長い気がする。
確かに札幌記念では2着で面目は保った感じだし、
クビ差凌いだレインボーラインは先週の菊花賞で2着。
2000mが守備範囲であることは証明したし、
天皇賞・秋の歴史を振り返っても、
ヤマニンゼファーやダイワメジャーといった
マイラーと呼ばれる馬が勝利した事実も存在している。
モーリスの地力+ムーアさんの豪腕で、
勝利を手にしても何ら不思議はない。
ただ、少しでもスタミナの消費を抑えるために
なるべく内枠が欲しいところだ。
次に同じ関東馬のルージュバック。
前走の毎日王冠後すぐに天栄に直送されて
今回もギリギリまで天栄でみっちり調整。
美浦にはJRAの規定ギリギリの10日前に帰厩。
毎日王冠は12日前だったのに対し、
今回はルールを最大限に活かす格好でレースに臨む。
まぁ前走の中間では
美浦に戻ってすぐに体調を崩した事もあって、
今回は最大限、ルージュバックに配慮した形を採用。
もはや本拠地が美浦とは思えないほど
天栄頼みのルージュバックだけど、
それくらい今回は「本気」という事だろう。
今までの戦歴を振り返っても、
エリザベス女王杯の2200mでは距離が若干長い気がするし、
やはりこの馬の特性が生かされる東京コースはベストの舞台。
ここでタイトルを獲らなければ、今後チャンスはほぼ無い。
(ヴィクトリアマイルくらいか?)
後ろから行くタイプの馬だけに枠は外枠でも大丈夫なはず。
展開の後押しも期待したいところだ。
そしてこちらも展開の後押しが欲しいのは、
武さんが跨るエイシンヒカリ。
通算4000勝を達成して
雑誌「Number」でも特集されていたけど、
やっぱり今の武さんの境遇なら
感動的なG1制覇を期待せざるを得ない。
雑誌のインタビューの中でも
「リーディングを取りたい」と語るように
一切モチベーションは落ちていない。
本当にすごい男だ。
しかも今回は天皇賞・秋という舞台、
逃げ馬のエイシンヒカリに騎乗ということで、
あのサイレンススズカに重ね合わせて馬券を買う人も
きっと多いだろう。
逃げ馬としての性質は
サイレンススズカとエイシンヒカリでは少々異なるが、
昨年の香港カップ、
そして今年のイスバーン賞の内容的にも
悠々自適のペースで走ることが出来れば怖い。
昨年は田辺騎手の跨るクラレントの奇襲にあって、
その真価を発揮することができなかったけど、
内枠に入って単騎逃げの展開が叶えば、
悲願の国内G1制覇をあっさり達成してもいい。
本命を定めるには
枠順と追い切りを見てからになるものの、
この3頭以外に注目しているのは
デムーロさんが手綱を取るリアルスティール。
今ひとつ特徴が掴めない感じはあるが
ドゥラメンテを一つの物差しにするなら、
決して能力は上位人気馬にヒケを取るとは思えない。
とにかく木曜日の枠順発表が楽しみで仕方がない。