2025-05-13 ミナレットの役割ができる馬がいれば面白いレース－ヴィクトリアマイル－

先週のNHKマイルカップは
30回目の記念すべき開催だったが、
今週のヴィクトリアマイルは
今年で20回目の開催となる。

引き続き記念すべき開催の
レースが続くが、
ヴィクトリアマイルに関しても
先週のマイルカップと同様に、
そこまで「平穏無事」という印象がない。

実際昨年も14番人気の
テンハッピーローズが勝っているし、
10年前のレースでは
最低人気のミナレットが3着に入線。

三連単の払戻金が2070万5810円
という重賞レース歴代1位の記録を
マークしたレースでもある。

根幹距離のG1だけに
もっと平穏なレースに
なっても良さそうだが、
10年間で1番人気2勝というのは、
オッズを見ながら
馬券を買うのがバカらしくなるレベルだ。

そう考えると
今年1番人気になりそうな
アスコリピチェーノあたりは
ルメールさんが乗るとはいえ、
正直、不安な気持ちの方が大きいと思う。

もちろん実績がメンバー上位なのはわかっている。

連対を外したのは
オーストラリアの1戦だけで、
前走のサウジアラビアの
G2・1351ターフスプリントでは、
ウインマーベルを競り落として
勝っているように、男勝りな面もある。

順当に考えれば、
アスコリピチェーノの1番人気は
決して無茶な話ではないと思う。

ただ、ヴィクトリアマイルは
牝馬同士の戦いだからこそ、
定石通りにいかない面もあるのかもしれない。

実際、アスコリピチェーノのように
男馬相手に重賞を勝った
クイーンズウォークやラヴェルが出走を予定している。