2017-06-06 小忙しい1週間になるレース－エプソムカップ－

ふと思ってしまった。

グレーターロンドンってこっちに出れば、
楽勝だったのではないかと。

なにせメンツが軽いから(笑)

トーセンレーヴという5年前の勝ち馬も含めて
フルーキーだヒストリカルだっていうロートルが複数いるし、
クラリティスカイとクラリティシチーなんて、
どっちがG1馬か完全に忘れてしまったレベルだ(笑)

ただこのエプソムカップの出馬表を見て率直に思ったのが
「マイネルの2頭次第だな」という事。

これはどういうことか。



先週の安田記念を見てもらってもわかるように、
レースの展開は逃げ馬と
それについていく番手の馬の走りが大きく影響する。

先週の安田記念はロゴタイプが強くて、
そのまま勝ち切ってしまいそうだったが、
あんなハイペースで逃げたら、
普通なら番手にいたサンライズメジャー共々馬群に沈んで終わりだった。

逆にサンライズメジャーがロゴタイプに
終始プレッシャーをかけず、
単騎逃げのような運びになったら昨年の安田記念のように、
ロゴタイプはスローペースを利して、
余力を残した勝ち方をしていたかもしれない。

そう、逃げ馬と番手の馬がペースのカギを握っているから、
今年のエプソムカップはマイネルミラノとマイネルハニーが
展開のカギを握っているとみるべきだろう。

共に前目で競馬をして粘り込むスタイルを得意にしている上に、
「マイネル」の冠が示すように同門。

この2頭が潰し合いをしながら逃げるとは考えにくいし、
共に譲り合って極端なスローになることも考えにくい。
(2頭とも瞬発力で勝負するタイプじゃないし)

当然のようにお互い、岡田総帥の指示通り乗るだろうし、
支持がなくともご意向を忖度(便利な言葉だw)しながら、乗るはず。

ちなみにマイネルミラノは昨年同様、
次の函館記念が大本命だろうから、
今回はマイネルハニーに華を持たせるかもしれない。

さらに今週は中間も週末も雲行きが怪しいから、
馬場が渋ればなお「前に行ったモン勝ち」になる可能性は高い。



となると・・・

やはりマイネルミラノとマイネルハニーの動向には注意が必要だろう。

とはいえ、真っ当に考えれば、
怖いのはアストラエンブレムだ。

デビュー前から血統の良さとその素質の高さは評判になっていたが、
今年に入ってオープン勝ちに加えて京都金杯4着と、
着実にステップアップしている。

「ダイワメジャー×ウォーエンブレム」なら、
パワーもありそうだし、重馬場も苦にしなさそうだ。

ただアストラエンブレムを、
前走のメイSで破ったタイセイサミットも
今回出走を予定しているから、
そこの力関係はもう一度、吟味しなくちゃいけない。

馬場状態を見ながらの予想になるし、
マイネル2頭の動向も気になる上に
人気馬は盲点がありそう・・・



となれば、穴馬の台頭もあるかもしれない。

個人的に期待しているのは関西馬のベルーフ。

今季の東京開催はディープインパクト産駒よりも
ハービンジャー産駒の方が元気がいい。

特にオークスではディープインパクト産駒よりも
モズカッチャン・ディアドラとハービンジャー産駒が目立っていた。

先週の土曜日なんて芝のレースが5つあったが、
ディープインパクト産駒は1頭も馬券にならず、
ハービンジャー・マツリダゴッホ産駒がそれぞれ2勝を上げた。

ベルーフは今回唯一出走しているハービンジャー産駒。
(ちなみにマイネルハニーはマツリダゴッホ産駒)

馬場が重くなりすぎるとどうかはわからないが、
やや重くらいなら積極的に狙ってみたいと想う。



今週は雨を気にしつつ、
マイネル2頭の動向に気を配りながら、
マーメイドSをローザネイの系統の馬でひと儲けしつつ、
エプソムカップでベルーフを狙い撃つ小忙しい一週間になりそうだ(笑)